「無双」という名の白菜を見つけた

 

スーパーで気になる白菜を見つけた。気になるのは見た目ではなく名前。「無双」と名付けられていた。

 

無双とは、二つとない、並ぶものがないほど優れているということ。最高とか最強とか唯一無二とか究極とか、ではなく「無双」と名付けた素晴らしいセンス。これには負けた。

 

一度カゴに入れた通常の白菜を戻し、「無双」をゲットした。どんな味がするのだろうか。すごく甘いのだろうか。それとも歯応えが通常と違うのだろうか。期待は膨らむ。がしかし。私のような凡人に、白菜の味の違いが分かるだろうか?ここが1番問題だ。

 

グルメな無双舌を持ち合わせていないため、煮込んでしまったらわからない気もする。家族全員、白菜に全神経を集中させて夕飯にのぞみたい。無双白菜に失礼のないように。

 

私だったら無双に対抗して何て名付けるかな、と考えた。

 

「一人勝ち」にしようと思う。なんだか売れる気がする。