コップくらいは洗って欲しい
我が家の男子たちは、使ったコップをシンクに置いて立ち去っていく。
コップ1個くらい洗おうよ、と思うけれども、その1個だけを洗うのが面倒、ということらしい。
使った本人でもなく、置き去りにされた幾つものコップを洗わなければならない人は、もっと面倒なのだという思考にはたどり着かないのだろうか。
こんな日が続くので、一切洗わず放置しておいた。使いたい自分のコップがなければさすがに洗うだろう、と。
敵は格上だった。
戸棚の奥にある、普段使用していないコップをわざわざ出して使っていたのだ。
おい、そんな労力があるのなら1個くらい洗えよ。
結局、置き去りにされているのが気になり、洗ってしまう私は永遠に洗い続ける運命なのかもしれない。
前世は「フランスで洗濯の仕事をしている女の人」だと言われたことがある。
驚いたことに、
そう言われた数日後、フランス帰りの友人からのお土産が便利な洗濯干しグッズだった。
ということがあったことを思い出した。