メガ・たこウインナーという芸術
メガサイズウインナーを発見。これで「たこウインナー」を作って弁当に入れたい、という欲求にかられる。
普通サイズの2倍以上。これは面白いし、場所も埋まるので良いではないか。
ということで作ってみることに。
さすがメガサイズ。足を作る切り込みがとても入れやすい。いつもは、ちょっとズレると足が折れたり、太さがバラバラになったりするのだけれども。さすがの安定感。
いざフライパンへ。
徐々に火が通り、足がたこっぽく開いてくるその姿がリアルたこのようで、いつになく感動する。普通サイズでは得られない「たこ感」だ。
修業のようにキツい早起き弁当作りが一瞬だけ楽しく感じる出来事だった。本当に一瞬だけ。
弁当箱へ入れてみると、その圧倒的存在感に手が止まる。何よりも足の開きが美しい。鮮やかな緑色のレタスの上に乗る姿はもはや芸術だ。
我が家の男子よ。感動したまえ、この美しき仕上がりに。と、うっとりしながら蓋を閉める。
帰ってきた1人が言った。
「あのたこ、デカくて食べにくい」と。
いきなりサイズ的クレームですか。
彼には芸術的な美しさを受信するアンテナは立っていなかったようだ。無念。