台所滞在時間2時間、食べ終わるの10分
夕飯の支度、台所滞在時間2時間。すごく労力を使ったわりには、いざ皿に盛り付けると品数が特別多いわけでもなく、気合い入れて作りました感もなく。いったい2時間私は何をやっていたんだろうと振り返る。
そうだ。初めてチャレンジする、クックパッド先生が家族に大好評だとおっしゃる「レンコンチーズ焼き」のレンコンを薄くする作業に時間と労力を費やしたのだった。
ポイントは、ピーラーで薄く切ることだというので、常にマニュアルに忠実な私は、大きなレンコンをひたすら薄く薄くと切っていたのだ。
そんな甲斐もあって、美味しく出来たのでホッとしたのも束の間。食した子供が言った。
このチーズと鶏肉を焼いたやつ美味しいね。と。
鶏肉?はい?
しばらくして、帰ってきたもう一人の子供が言った。
このチーズと焼いてあるの玉ねぎ?
玉ねぎ?はい?
どうやらレンコンは、薄くすると何の食材なのか判別できない、という事が分かった。今後のメニューの参考にしようと思う。
私は知っている。チーズと黒胡椒を乗せて焼けば、大抵のものは美味しくなることを。
そして、台所滞在時間2時間の夕食は10分ほどで食された。倍以上の時間をかけて皿と鍋を洗い片付ける。何の修行なのか。今日も明日も明後日も、修行はまだまだ続くのだ。頑張れ私!と甘いものを体内に投入する日々。