柔軟剤は絶対に必要なものだと思っていた件

 

柔軟剤は絶対に必要なものだと思っていた。
かといって、必要な理由を深く考えたり追求したことはない。

 

タオル類がフカフカになるイメージだったので、入れないと色々なものがゴワゴワになるんだろうな、と想像し、柔軟剤を切らさないように気をつけていた。

 

そんな我が家に「柔軟剤を使わないでください」と注意書きがしてあるバスタオルがやってきた。

 

え?あなたにこそ必要なアイテムではないのでしょうか?と疑問に思いよくよく読んでみると、柔軟剤を使うとタオルが硬くなったり吸水性が悪くなるそうで。

 

え?そうなの?なんの疑いもなく、何ならタオルのために良かれと思って入れていたものが逆効果だったとは。そんなことも知らず、投入し続けて早20年。

 

柔軟剤を入れないなんて。どれだけ洗濯物がバリバリゴワゴワになるんだろうか?と不安な気持ちになりつつも、とりあえず1回入れずに回して干してみた。

 

仕上がりはいつもと全く同じだった。

 

これには驚いた。
家族に聞いても誰も変化を感じないとのこと。じゃあもう入れなくて良いじゃん、とやめてみて1週間ちょっと。特に困ったことはない。

 

当たり前だと思っていたことが、そうでもなかった。必要だと思っていたものが、そこまででもなかった。良かれと思ってやっていたことが逆効果だった。

 

これはきっと色々なものに当てはまるだろう。今の当たり前に疑問を持ってみる。というのはこれからの時代、必要なのかも知れない。

 

何かをやめるというのは不安になるけれど、やめても何も変わらない。というものは案外多いのかもしれない。こうやって少しずつ、やることすることを減らしながら「身軽」に歳を重ねていこうと感じた一件。