【妄想・足の声】足、愚痴る

 

もう何年も、毎日あなたの重い重い全体重を支えています。けっこう大変です。もう少し何とかならないでしょうか?

 

日々狭い靴に押し込められ、実はとても窮屈です。運動不足で刺激も少ないので思うように任務が果たせません。血液がうまく送り返せず困っています。そのせいで、業務が滞り、冷えたりむくんだりしています。私のせいではありませんので誤解のないように。

 

顔のように手のようにこまめにお手入れをしてもらえないのは何故でしょうか?ほとんど意識もしてもらえませんが。自分にはスイーツのご褒美。私にもご褒美が欲しいものです。

 

重い重い全体重を支えながら、行きたい場所に運んでいけるのは今のうちだけかもしれません。

 

なかなかメンテナンスをしてくれないので、最近は指と指の間がなくてうまく動きません。土踏まずも埋もれたままなので下からの衝撃をうまく吸収できません。膝や腰、股関節に影響がいくかもしれませんが。首や肩、頭に影響も行く場合もありです。え?知りませんでした?

 

このままでは数年後、今のようにスムーズにあなたを行きたい場所に運べないかもしれません。どうぞご承知おきください。

 

もちろん、今日から1日1分でもケアをしてくれたら、まだまだ頑張る所存です。