知っている、やったことがある、出来る

 

次男は、自転車の修理が上手い。
色々なことを「知っている」

そして失敗しながらも何度も修理を「やったことがある」

結果、パンクもチェーンも自分でなおすことが「出来る」

 

チェーンが外れ、1時間かけて歩いてきた労力を嘲笑うかのように、ブラブラしていたチェーンは、次男の手によって「秒」でなおされた。

 

自転車の知識を持っていても、実践して出来るかどうかは分からない。やったことがあっても、その時になおす技術を習得できていなければ、同じことが再び起きても対応することは出来ない。

 

知っているだけでは知っているだけ。
やったことがあるのはやったことがあるだけ。

 

知っていて、やったことがあって、出来るようになってこそ初めて役に立つ。何事も。

 

と、数回チェーンと格闘し、まだオイルが落ちきらず、ほんのり黒くなっている手を見ながらしみじみ思う。強い風がおさまったら、チェーンのなおし方を教わる約束をしている。チェーンを秒でなおせる「出来る女」になるように。

 

足つぼ足もみの知識はあるけれど、自分でもやってはいるけど、ちゃんと出来ているのか、これでいいのか、上手く揉むコツが分からない。そんな時はどんどん聞いてください。「秒」で解決します。